2020 December

 

 
 
今年はクリスマスシーズンに入ってもコロナの感染拡大であまり華やかな気分にもなれない。サンタの帽子をかぶったテディベアをお供に食べごろのフレッシュなカマンベールチーズをテーブルに。熟成したコンテチーズも深い味わいがしみじみと美味しい。

 

 

   
 
 
パリのマルシェから小さなリオハレタスやフヌイユ(ういきょう)、アンディーブなどヨーロッパらしいお野菜をお土産に。リオハレタスのサクサクした歯触りやフヌイユの独特の香りはサラダの素敵なアクセント、すり下ろしてドレッシングにしてもアニスのような香りが素晴らしい。美しい形はオブジェのようで淡いタッチの水彩画を描きたくなる

 

 

 
 
 
フランスでは卵を生のまま食べる習慣が無いので日本特有の食文化とも言える、シンプルで美味しい卵かけごはん。最近のお気に入り「燻製醤油」をたらり、香ばしい香りがトロトロの卵と混じり合って至福の朝ごはん。

 

 

 
 
 
フランスでも健康に良いと関心の高い発酵食品、和食は基本調味料である醤油や味噌がそもそも発酵食品なのだから健康食と言われるのも大いに納得。酒粕、キムチ、塩麹、味噌、ヨーグルト、納豆、甘酒、チーズ、この8種類を毎日摂るように心がけている。現代アートのインスタレーションのような発酵食品プレート。

 

 

 
 
 
なぜかパリから買って来た韓国産のキムチ、塩分が少なく様々な野菜の旨味と何種類もの唐辛子が醸し出す複雑な味わいが絡み合ってとても美味しい。小さく切って瓶に詰めると追発酵するのか?瓶の蓋がグラグラ動く・・・。

 

 

   
 
 
ランチにはカンタンな麺のバリエーション、軽いお素麺が好みでも美容のためにはルチンを含む蕎麦をチョイス。タウリンたっぷりのイカにカボスとカブの葉でビタミンもチャージ。パリでも最近人気のSOBA、サラザンと呼ばれるそば粉のクレープも美味しい。

 

 

 
 
 
パリのマルシェではなかなか目にすることのない新鮮なイカやタコ、日本では様々な種類のイカがある事にも驚く。オリーブオイルでソテーして白ワインをお供に、炭火で炙って日本酒を合わせてと和洋を問わず楽しめるのも嬉しい。

 

 

 
 
4月の緊急事態宣言以降、会食や集まりは次々キャンセル、打ち合わせもオンラインになり夜出かける事は殆ど無くなった今年。早寝の私にはありがたく、早目の夕食は「火の通った野菜とたんぱく質」が定番。オイスターソースでチャイニーズ風、コチジャンで韓国風、ニョクマムでヴェトナム風とバリエーションも楽しい。

 

 

 
 
例年なら忘年会やクリスマスパーティーで賑やかなこの時期、今年はコロナの感染急拡大でそれどころではなくひたすら我が家で過ごす。せめて少しはクリスマスシーズンらしく?フランスのチーズ、サンフェリシアンと華やかなロゼワインでアペリティフ。トロトロに熟したクリーミーな味わいにナッツの香ばしさ、ドライフルーツの濃い甘さが絶妙のハーモニー。チーズは本当に奥が深く、そして美味しい・・・。

 

 

   
 
 
忘年会や様々な会食が次々キャンセルになり市場に溢れた高級食材がスーパーに出回る現象はこの冬も続く。脂の乗った厚切りのブリ、さっと炙って頂くその美味しさは大げさではなく「宝石のようなブリ」、燻製醤油でシンプルに味わいたい

 

 

 
 
 

寒くなってくると体を温める温野菜が嬉しい。朝食にはカロテンたっぷりのカブの葉やカルシウムの多い小松菜を卵とソテー。黒ゴマとポン酢で和食に、オリーブオイルと粗塩でパンの朝食にも合う温かいサラダ。

 

 

   
 
 

フランス人はタコを食べないのでやイタリアやスペインに行くとマルシェに並ぶ大きなタコに驚く。日本では可愛らしいイイダコをはじめ様々な種類があって楽しい。オリーブオイルでソテーしてアンディーブを合わせて、スペインのピンチョスのような素敵なおつまみ。

 

 

 
 

パリでは見かけることの無いお魚、カレイ。寒い季節は生姜をたっぷり入れた煮つけにしてコラーゲンもチャージ、子持ちカレイはホクホクした卵も美味しい。梅の型で抜いた人参も可愛らしく体を温める冬のお気に入りメニュウ。

 

 

 
 

この冬最強寒波の到来で軽井沢はマイナス7度、真っ青な空と澄み切った空気が痛いほどの寒さが続く。強い日差しの照り返しの眩しさの中、温かなランチが嬉しい。

 

 

   
 
 

イタリアンの定番、生ハムとメロン。果物をイチジクや洋ナシに替えてもその甘さと食感が塩の効いた生ハムにぴったり。フランス産の洋ナシはきめの細かいねっとりした食感がとても美味しい。爽やかなチェコのロゼワインを合わせて。

 

 

 
 
 

パリではイタリアほど貝を食べる習慣がないのでマルシェで見かけることは殆ど無い。日本ではアサリやシジミ、蛤とその種類も豊富でメニュウを考えるのも楽しい。新鮮な大粒のアサリをさっとボイル、玉ねぎやニンニクを入れず海の香りそのままを頂く。ブルゴーニュの白ワインをお供に。

 

 

 
 
 

アサリをボイルした美味しいブイヨンはリゾットや生パスタで残さず楽しみたい。リゾットには香りの良い舞茸、生パスタにはしらすや小エビを散らして。

 

 

 
 
 

イワシの南蛮漬けはDHAを多く含む青魚と血液サラサラ効果の高い玉ねぎという素晴らしくヘルシーな組み合わせ。お惣菜コーナーで見つけたイワシの竜田揚げに作り置きの玉ねぎのマリネをたっぷり載せて、あっという間に出来上がる私なりの健康メニュウ。

 

 

   
 
 

普段は早寝の私もなかなかそうも言っていられない年の瀬、遅めの夕食は胃にやさしいメニュウが最近のマストルール。モデルさんたちの間で意外にも人気のおでん、温かく軽いたんぱく質と言うのがその理由とか。生姜を入れたスープとフワフワのはんぺんや厚揚げがとても美味しい。

 

 

 
 
 

今年はコロナの影響でクリスマスパーティーも中止、穏やかなお天気の軽井沢で書き仕事も捗り充実のクリスマスイヴ。眩しい日差しの中ハッシュドビーフとチョコレートケーキのクリスマスランチ、静かで心休まるイブの軽井沢。

 

 

 
 

東京に戻ると街は普段より静か、今年は皆お家でクリスマスを迎えているのだろうか?我が家は定番のローストポークにクリスマスカラーのパプリカのソテー、軽めのスプマンテを空けてささやかにお祝いする。

 

 

 
 
 

今年はカレンダーの関係でクリスマスが金曜日、コロナの影響もあって早目の仕事納めの会社も多く街は既に年末押し迫ったという雰囲気。今年最後の打ち合わせも重なり 疲れ切る。クリスマスディナーの今晩はヤリイカのバルサミコソテーとチーズ、チェコの赤ワインをお供に。

 

 

 
 
 

パリでは考えられないくらいお魚のバリエーションが豊富な日本、中でも鯛の美味しさは格別。オリーブオイルでソテーした鯛はルコラやフノイユ、アンディーブなど香りの強いヨーロッパの野菜と併せて。サーモンのタルタルには燻製オリーブオイルとナッツ、軽めのスプマンテをお供に。

 

 

   
 
 

ヴェネチアではイカの種類が豊富でさまざまなメニュウのバリエーションも楽しい。いつものオステリアの味を思い出しつつ作る小ヤリイカのソテー、大ぶりのルコラとバルサミコ、香りのハーモニーが素晴らしく爽やかなプロセッコですっかりイタリア気分。

 

 

   
 
 

市販のフライドチキンをクリスピーチキンにする方法、と言うレシピをネットで見つけ早速トライ。香ばしいサクサクの食感としっとりしたチキン、なるほどと思う調理法と想像以上の出来上がりにびっくり。

 

 

 
 

早朝の書き仕事を終え、まだ空いた朝のゲレンデでひと滑り。ランチには熱々のパスタや温かいおうどんが定番、寒さでかじかんだ体が解凍されるようにじんわり温まる。眩しい日差しに湯気が陽炎のように映る。

 

 

 
 
 

日本に居るとその種類の豊富さと新鮮さにすっかりお魚のメニュウが増えた我が家。脂の乗ったブリの照り焼き、鯛のムニエルなどバリエーションは尽きず。丁寧な下ごしらえのひと手間が生臭さを感じさせないポイント、そんな生意気なコメントをしつつ食べるだけの私。

 

 

   
 
 
 
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今年はコロナの影響で久しぶりにどこへも行かず我が家で迎える大晦日。年越し蕎麦はご近所のお蕎麦屋さんで打ち立ての生蕎麦、そば粉の割合が多い十割蕎麦にもトライ。茹でたてのシコシコした香ばしい味わいは極上。蕎麦湯を頂きつつ紅白を見る、こんな大晦日もたまには良いもの。

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